シグマズーム28-80mmf3.5-5.6マクロを全域マクロに改造

コップのフチ子さんをドアップ+周囲の背景もクッキリ写っている写真を撮る方法を調べると昆虫を撮るための虫の目レンズという自作レンズというものを知り、さらにサイトを調べると魚露目8号という2cm程の魚眼レンズに行き着きました。このレンズはコンバージョンレンズなので接続するためのレンズ(通称:マスターレンズ)が必要になります。このレンズとの相性研究している先輩方のサイトを確認すると、焦点距離28-80、f4.5-5.6の口径が小さいレンズが良いということです。この間、リサイクルショップにて1200円でシグマの広角ズームレンズを発見しました。シグマズーム28-80mmf3.5-5.6マクロという10年も前のもので捨て値で売られ、誰も見向きもしないレンズのようです。しかし、このレンズと魚露目8号の相性は良いようですが、ひとつ問題があり、マクロ機能が焦点距離80mmでしか設定できないということです。しかし、色々なサイトでこのレンズを全域マクロにする改造が簡単に出来るということでやってみました。

焦点距離80mmに合わせるとマクロ側にスイッチが入ります。

 

マクロモードのスイッチカバーをマイナスドライバーで外す。プラスッチックの紐状の部分をマイスドライバーで折る(簡単)。

 

 

ポチの上側の突起部分を90度曲げ、ノーマル側に押し上げる。ここで焦点距離28mm側に回し、ピントをマクロ側に回るか確認する。回れば改造成功です。

 

改造前の28mm側の最短距離での撮影(リサイズのみ)

改造後の28mm側最短距離で撮影(リサイズのみ)

写真が青いのは、キャノンEOS60DAという天体撮影用一眼レフカメラを使用したためです。赤外線領域を撮るためにフィルターが外されています。改造後はかなり接写して撮影することが出来ました。このレンズの先端に魚露目8号を取り付けるとこんな感じです。今度、お試しでフチ子さんを撮ってみます