深い考えもなしで腕時計を買ってしまって後悔しています

私は普段、腕時計をしていません。というより腕時計にあんまり縁のない人生を送ってきました。いちよう学生時代にはGショック（初代フロッグマン）を入学祝で購入してもらいましたが、どうにもむず痒くてあんまり着けることがありませんでした。

２０歳の祝いに祖父、父と愛用していたグランドセイコーを引き継ぎました（父は価値をよく分かってなかった）が、リューズを引っ張ると抜けてしまい、強引に突っ込んだら完全に沈黙しました。こちらもオーバーホールに7万円の見積もり。学生の自分には払えず、膝が震えました。父も調子が悪いのを分かってたみたいですが。

社会人になって最初に一人で仕事を仕上げた記念にオメガのスピードマスターを購入し、５年ほど使ってましたが炎天下の中で汗だくで作業をしていたら動かなくなりました。たぶん、何かの拍子にリューズが外れ、そこから汗が浸入したと思われますが、月に行っても壊れなかったという腕時計が、私の汗で壊れるとはどういうことでしょうか？しかもオーバーホールで８万円。膝が震えました。

山登りを始めてからは、スントのベクターを購入しましたが１号機（白）を１年くらいで無くし、２号機（黒・オレンジ）を購入半年後に北アルプスの崖下に落っことし、３号機（黒・オレンジ）は３か月でスーパー銭湯で盗まれました。

久々に登山用の腕時計が欲しくなり、スントとの相性が悪いので、今度はルミノックスを買おうかと実店舗に行きました

デザイン的にはあまり好みでは無いのですが、夜間の視認性が悪くないので決めようとしましたが、どうにも後一歩の決め手にかけました。ならば今度は堅牢で価格も安いものにしようとシンプルなデザインが好きなマラソンにしようとしましたが、布タイプのバンドだと夏場絶望的な匂いになりそうなのでやめました。

やぶれかぶれでネットを徘徊しているうちに、セイコーのクロノグラフがかっこいいなぁと思い始めました。この辺で、登山のためという本来の目的を忘れています。

セイコーのクロノグラフを重点的に調べたら、ゴールドがかっこいいんじゃないかと思い始めて、終にはこの時計をポチってました。

本日届いて腕に着けてみました。デザイン的に気に入ってますが、私の風体が小太りな童顔なおっさんなので姿見で自分の姿を見ると、[富裕層の中国人の子供]そのものでした。なんかすごく悲しくなりまして、なぜか数分後にプロトレックをポチってました。

ちなみに腕時計を外して、姿見で自分の姿をみましたら、[富裕層の中国人の子供]がいました。腕時計はあんまり関係なかったみたいです。

ふと我に返りました。お盆前に５万強（クロノグラフも含めると8万越え）の請求が来るわけです。膝が震えました。

帰省する甥・姪からなんとか逃げ切り、お盆玉（お盆時のお年玉）を回避しようと福島方面に逃亡しようと計画しています。福島県内のメジャー観光地、B級スポットを織り交ぜながら巡ろうと思います。今のところ、UFOふるさと館、さざえ堂、会津若松城、喫茶ブルボン、五色沼、ウチダザリガニ釣り大会、高遠そば、マイ富士、日本のペリエが湧く泉あたりに行こうかと思います。気が向けばオパール探しをするかもしれません。同行者もいますんでエッジの効きすぎた計画にはならんと思いますが・・・。