知識の塵の中に蟄居していても宇宙の秘密を知悉することはできない

デジイチを通して宇宙の真理を解明するシンプリストのような人のブログ

我が家の3本の江戸箒

ひとり暮らし時には、掃除道具として白木屋伝兵衛商店と倉敷意匠とのコラボの江戸箒を使っていました。柄が長く腰を屈めることなく使うことが出来るし、形もシンプル、結い紐も黒とシンプル(江戸箒の結い紐は赤や青などカラフルなモノが多い)、価格も13,000円と安くはありませんが、意欲的に掃除が出来る道具としては申し分ありません。まさに江戸箒の現代版。

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実家に戻り、母が使用している箒がなかなかの作りなので購入場所を訊いたら、背中に箒を背負って売り歩くおじいちゃんが自宅に売りに来て購入したとのことでした。価格は8000円、偶然にも先週売りに来たそうですが、昨年購入したばかり母はお断りしたそうです。昨年の購入時の話をきくと、それまで40年くらい使っていた痩せた箒を見せたら、「この箒、間違いなく俺のオヤジが作ったモノだわ。」と言われたそうです。
これがその箒
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現在では農作業小屋内のコンクリート土間の掃除用になって煤けています。草が磨耗しています。僕が物心がついた頃(30年前)には、午前中に室内をこの箒で掃除をする母の姿を記憶しています。
 
コレが昨年買った江戸箒
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草のコシもあり、抜け毛も少なそう。まとめている糸もカラフルだが均整が取れていてキレイ。
折角なので3本の箒の結い紐部分の近景
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最近、母に「もし死んだら何を残して欲しい?」と訊いたら、「死んだら何も分からないだろうから何も残さなくても良いよ。」と言われたので、この江戸箒と裁ちバサミ(母はオーダーカーテンの内職を長くやっていた)を引き継ごうと、ふと思いました。