アナフィラキシーショックの人を目の前にして

知人が目の前で一匹のアシナガバチに顔を刺されまして、最初は「痛っ!」なんて言っていたら、5分くらいで頭がかゆいと言い出し、首がボコボコに腫れて、呂律が回らなくなって慌てて病院に担ぎこみ、救急で処置し鎮静剤や抗生物質でなんとか治まったことがありました。

テレビで、スズメバチに刺された方のアナフィラキシーショックの映像は何回も観たことはありますが、スズメバチに刺されたことがない自分には関係のないことと思っていましたが、目の前で、しかも(ある意味、たかが)アシナガバチでこの様な症状が出るのかと驚きました。知人もアシナガバチに刺されたのは、15年前くらいだったそうです。
 
ネット記事を見れば、2回目にスズメバチに刺されてショック症状が出る確率が20パーセント。十分に起こりうる確率です。
知人の奥さんに話を訊いたら、酒が体質的に受け付けなかったり、義理の父がハチに刺されて入院したことが有ったりと遺伝的にアレルギー体質を持っているということでした。
何かのアレルギーがある方は、なりやすい可能性があるので用心した方がいいかもしれません。
ちなみにアナフィラキシーショックの緩和に効果があるエピペンという自己注射薬があるそうです。
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ショック症状を治すわけではなく、病院に行くまでの時間稼ぎになるそうです。
 

【野天湯訪問】宮城県蔵王かもしか温泉に行く

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宮城県屈指の野天湯かもしか温泉に行きました。かもしか温泉は、かつて温泉付き山小屋が雪崩のため廃業し、その源泉から流れる湯の川に好事家が湯船を作った場所になります。写真の左上の噴気が源泉です。

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まずは、蔵王エコーライン賽の磧駐車場に車を停めます。昨年、火山性地震が頻繁した影響なのか立ち入り禁止の看板が立てられています。現在では警戒レベルは下げられています。というより人が入らないので道が分かりにくいので、経験値が高い方と行くか山用GPSが必要です。

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アスファルト舗装した道を15分ほど歩きます。

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かもしか温泉あとの看板を目印に左折します

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川まで降りてきました。壊れかけている梯子がありますが、ぐらついているので飛び石で向こう岸に行きます。

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ちなみに先ほどの川の手前で分岐があり、川と逆方向に100mほど進むと湯殿山神社の跡地があります。

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とてもきれいな滝

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しばらく歩くとコンクリートの橋跡があります(橋桁がないので渡れません)ので向こう岸に川を渡ります。

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しばらく歩くと分岐の表示がありますので、ロバの耳コース側を進みます。

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2分ほどで石碑があります

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遠くに噴気が見えます

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温泉のパイプ沿いに進み、川を渡ると草木のない場所に出ますので、噴気に向かって進みます

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岩肌がかっこいいです

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硫黄ガスが色々なところから出ています。タイミングによっては危険だと思います。

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噴気に近づきましたが、危険な香りをビンビン感じます

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先輩のブログで紹介されていた温泉は崩壊していますしたし、熱すぎて入れません

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すこし下流に作られた湯船の砂をかきだしました

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噴気を見ながら自然のダイナミックさを感じる

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極上湯を満喫しました。

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 帰り道で、古い沢跡をルートと間違え40分ほどロスしました。人の足跡があったので怪しいとは思いながらも進んでしまった。たぶん足跡をつけた人も迷っていたと思われる。

迷わなければ往復3時間程度(入湯時間込み)だと思います。先行していたお兄さん方もルートを間違えて、川で穴掘りをしていた私をかなり離れた所から発見し 、戻ってきたそうです。

山用GPS国土地理院の地図だとルートが書かれているので安心です。

【野天湯訪問】八甲田山雪中行軍が向かっていた場所[田代元湯]に行く

2018年にダムに沈むらしい野天湯[田代元湯]に行きました。先輩方のブログでは崩壊しそうな橋が渡れるか微妙とのことでしたが行って見ました。

アクセス方法は、青森市方面から県道40号を酸ヶ湯温泉方面に進み、雪中行軍の隊長の銅像がある茶屋を右折し、左側にダムの工事現場の入り口の舗装路は入る。

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ダムの作業道は一般車両進入禁止です。鍵はかかっていないので、動かそうと思えば動かせます。もちろん私は歩きましたけど。

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田代温泉への案内看板は完全に無くなっています。ルートは、作業エリアの指示通りに進み、

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迂回路を選択

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ここも迂回路

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そして重機があります。登山用GPSでこの辺りで道があるはずですがありませんでしたが、写真の左手前のガードの裏からおりれますが、道は笹で隠されています。

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道無き道を歩きます。でかい水芭蕉(?)の中を歩きました(道を少し間違っています)。

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沢に出まして、ワイヤーを蔦って向こう岸に。膝くらいの深さがあります

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例の壊れた橋がありました。ここで持ち物をシリコンバックにいれて防水し、橋を渡ろうとしましたが、かなり危険で断念しました。橋といっしょに落ちたら(2.5mくらい)、致命傷になりかねません。写真右上で噴気が見えます。

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その後、川を渡ろうとしましたが、川を半分渡ったところで首くらいまでの深みにはまり、生命線たるメガネを紛失しましてあえなく撤退しました。八甲田の雪解け水と前日の雨の影響か水量が多く、水温がかなり低かったです。久しぶりに生命の危機を感じました。

今回は、自分の装備の甘さを痛感する結果になりました。胸までのゴム長靴・沢登シューズとコンタクトレンズを装着することと、もう少し暖かく、雨の少ない時期に来ることにします。秋までに筋力をつけ、減量してベストコンディションで挑みます。

【野天湯訪問】超秘湯マニアの聖地[苦木温泉]に行く、ついでに長峰温泉にも行く

野天湯好きには聖書といえる[超秘湯に入ろう!]の著者が、秘湯探しに目覚めた温泉である苦木温泉に行きました。秘湯マニアの先輩方のブログを見ていると、書籍に載っている堀立小屋は無くなり、残されたポリバスも無くなり、秘湯マニアが入りにくるので金魚の飼育用の池の水に利用しているようでしたが、聖地なので見学に、あわよくば入湯してやろうと思って行きました。

JR長峰駅そばの苦木観音橋を渡ります

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赤と青の看板の建物裏にそれらしい施設がありました。

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あやしげな藻が生えています

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当時のポンプ設備が破損し、根元からお湯が自噴しています。

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温度は30度くらいで無色透明。子供用プールを設置して湯を張りました。即席露天風呂が爆誕しました。

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パイプが短かったので、堀立小屋の残骸と買い物袋を使って導水。

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周りの風景はいまいち、幹線道路から丸見えです。

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一応街中だったので、持参した水着を着て入りました。

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すぐそばに長峰温泉というマニアックな温泉があるということで、立ち寄ってみました。

先ほどの長峰駅から北上(300mくらい?)、左側にリンゴのガードレールが見えたら車を路肩に停めます(写真奥側が長峰駅)。

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ガードレール下に側溝があります。この発砲スチロールの引っかかってるとこが温泉だそうです。昔は、近所の方の洗濯場だったそうです。

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前日の雨のせいで、いろんなところから水が流入して冷たくて入れませんでした。

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苦木温泉でお湯をためている時に、私はなんでこんなことしてるんだろうと悪魔の声が聞こえてきました。