【祭り】奇祭・加勢祭に参加して坂上田村麻呂が1200年前に奉納した宝剣を触りました。

岩手県奥州市鎮守府八幡宮にて行われる加勢祭に参加しました。この神社は、蝦夷討伐の任を受けた坂上田村麻呂が建立した神社になります(建立時と場所が変わっているそうです)。この神社には坂上田村麻呂が奉納した宝剣と鏑矢があります。

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みんなで大声を上げて邪気を払うという奇祭です。元々は、当神社に隣接していた胆沢城内にて城内関係者にて大声を上げたことが起源のようです。この祭りは、氏子以外の参加者もOKということで開始時間の1時間前に受付に行き初穂料を払いました。

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相場がよくわからなかったんですが、最近、大変に喜ばしいことがありましたので感謝の意を込めて3千円にしました(封筒を用意した方がいいです)。時間になると神殿内に80名ほど集まりました。

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神前に権現様

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祝詞奏上、初穂料を払った名簿順に読み上げてもらえます。

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祝詞奏上の後に神殿内から境内を向いてみんなで大声を上げますが、偶然にも宮司さんの隣の超アリーナ席に陣取ってしまい境内の外に出て写真が撮れませんでした。動画にて数年前の動画を添付します。たぶん岩手日報に写真が上がると思うので後日添付します。

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とりあえず大声を上げて拍手しました。写真撮りたかった(泣)

宮司の左右にいる神職の方が、坂上田村麻呂が1200年前に奉納した宝剣と鏑矢をもっています。鏑矢の方の動きが大変に素敵です。

大声ってなかなか出さないので、叫んだ後にせき込んでしまいました。

そして権現舞いを行い神事は終了です。

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神事の後には、神事に使用した坂上田村麻呂が奉納した宝剣と鏑矢を見せてもらいました。加勢祭にしか見ることができないそうです。

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宝剣は鉄製、祭器のため刃はついてません。

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握りが三鈷杵

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梵字が彫られてます。意味は不動明王だそうです。

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しかも刀身は触れませんが、誰でも束部分を素手で握ってもOKということで持たせてもらいました。刀身部と束部分が一体ではなく、ガタガタしていてもげそうでした。坂上田村麻呂が握った宝剣が握れるとは思いもしませんでした。ありがたや。

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ちなみに鏑矢

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1200年前の文化財ですが、登録等はしないとのことです。

 

祭の参加者には蘇民棒と嵯峨天皇宸筆八幡宮護王寶印が授与されます。

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嵯峨天皇宸筆八幡宮護王寶印、自室のドアに貼ります。

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蘇民棒、モデルは【マクワ瓜のようなもの】だそうです。

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ミニ蘇民棒お守り

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加勢祭の日には忙しいそうだったのでもらわなかったんで以前にもらった御朱印

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なかなか楽しく、お土産も多い祭りですので参加してみてください。