【ホタル撮影】折爪岳のヒメボタル撮影2021

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なくしたモノばかり数えて生きていく ひとつたりとも溢しはしない

 

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6月23日に父が肺炎で83歳で他界した。痴呆症と老衰からの機能低下で半年ほど入院してましたが、県外で単身赴任中の僕はコロナ対策のため面会が出来なかった。母と姉が見守る中での最後だった。必死に「お父さん!!」と呼びかける姉に対し、小さな声で「うるせねなぁ!!」が最後の言葉だったそうだ。

 

僕はたまに辞世の句ではないが、最後になんて言うのかを考えるときがある。【ありがとう】という感謝の言葉で逝きたいとは思うが、どうせなら天元突破グレンラガンのカミナのように【あばよ、、、ダチ公。】みたいなキザな言葉がカッコいいとも思っていたが、父の「うるせねなぁ!!」も死に逝く言葉としては悪くないと思った。

 

四十九日が来るまでは、故人の魂は現世で彷徨うと聞いたことがあるが、父の魂はどこにあるのだろうか?お墓なのか、実家の仏壇なのか、母のところか、姉のところか、僕のところなのか、それともさっさと次の場所に行ってしまったのか。

 

目の前で必死に生きよう光るヒメボタルを見て、少し感傷的な気持ちになりました。